AEON BIZ column
2024.02.01
【海外赴任】 英語上級者でも悩むアクセントの壁
「シンガポール駐在を命ず」会社からこんな辞令を受けたら。。。
あなたならまず何をするだろうか。
外務省の海外在留邦人数調査(*1)によると、2023年10月1日時点での在留邦人総数は約129万人にのぼる。ここ数年はコロナ禍によりやや減少傾向が続いているが、1990年時点と比べて2倍以上の日本人が海外に在留をしている。留学を目的として海外に長期滞在する日本人も多いが、仕事のために海外在住している日本人も少なくない。
国(地域)別の上位25までのランキングは以下の通り。
1位 アメリカ 2位 中国 3位 オーストラリア 4位 カナダ 5位 タイ 6位 イギリス 7位 ブラジル 8位 韓国 9位 ドイツ 10位 フランス 11位 シンガポール 12位 台湾 13位 マレーシア |
14位 ニュージーランド 15位 ベトナム 16位 インドネシア 17位 フィリピン 18位 スイス 19位 イタリア 20位 アルゼンチン 21位 メキシコ 22位 オランダ 23位 スペイン 24位 インド 25位 ベルギー |
仕事で海外へ渡航する場合、どの国や地域においても英語でコミュニケーションをとるケースが圧倒的に多いだろう。では上記ランキングで英語が第一言語や公用語とされているいわゆる英語圏はどこかお分かりだろうか。そう赤字で表した通り上位25位のうち9の国(地域)は英語圏だ。多くの企業が「海外赴任前研修」として英会話を学習する機会を与えている所以だ。
多くの国や地域で使用される英語だが、日本語でも地域によって言い回しが異なるよう英語も国や地域独特の言い回しやアクセントが存在する。
中学や高校でアメリカ英語とイギリス英語の違いについて学んだ方も多いだろう。
同じ単語でもアメリカとイギリスでは以下のように表現が異なる。
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
請求書 | check | bill |
薬局 | drugstore | chemist |
1階 | first floor | ground floor |
2階 | second floor | first floor |
ガソリン | gas | petrol |
庭 | yard | garden |
地下鉄 | subway | underground |
日本人ビジネスパーソンが海外赴任で特に困るのが英語の発音だろう。アメリカ英語やイギリス英語にアクセントの違いはあるが、映画や音楽で耳にする機会が多くなんとなく違いを感じているのではないだろうか。アメリカ人はRの発音をやや舌を巻き気味に発音するのに対して、イギリス人はRの発音がやや弱い。
オーストラリアではAの発音をアイと発音するため、例えばtodayは「トゥダイ」と聞こえる。ビジネスでオーストラリアに行くと耳慣れするのに少し時間が必要だ。
シンガポールは「シングリッシュ」という言葉があるほど独特のイントネーションやアクセントで発音される。マレー語や中国語の影響を受けているためと言われており、TOEICョで800点以上取得しているビジネスパーソンでも、「シングリッシュ」の聞き取りには相当苦労していると言う。
多くのIT人材は輩出しているインドで使われる英語はヒンディー語などの影響を受けていると言われ、英語圏のアメリカ人やイギリス人でも聞き取りづらいそうだ。
多くの国や地域でのビジネスで使われている英語だが、海外赴任や出張先がシンガポールやインドだった場合、事前にその国の発音に慣れておきたいものだ。
英会話イーオンが提供する『AI Speak Tutor 2』というAI対話型英語学習アプリはそんなビジネスパーソンの強い味方だ。このアプリは日本人が最も苦手とする英語スピーキングに特化しており、日常生活からビジネスまで350のシチュエーションで英会話練習がいつでも行える。『AI Speak Tutor 2』の職業別英会話はChatGPTを活用したコンテンツで、ホテルフロント係、レストラン店員、デパート店員、駅員など45の業種で、AIがお客様役となり本番さながらによくあるシーンで使える英会話練習ができる。
例えば、営業を選択した場合のシーンは以下の通り。
01. アポイントを取る
02. 顧客に挨拶をする
03. 商品を薦める
04. 製品を薦める
05. 製品デモの手配をする
06. 部長に相談する
07. 値引きを申し出る
08. 顧客と交渉する
09. 注文を確認する
10. 問題に対処する
11. 船荷の遅れを謝罪する
12. 顧客にお礼を言う
また、このアプリは国別の発音を選択できる機能を搭載している。選択できる国は以下の通り13か国あり、一般的な英語アプリがアメリカ英語にしか対応していないのに対して、シンガポールやインドなどを選択するとAIがシンガポール人やインド人のお客様役に切り替わる。現地に渡航する前にその国の発音で英会話練習がしっかりできるというわけだ。
アメリカ、アイルランド、イギリス、インド、オーストラリア、カナダ、ケニア、シンガポール、タンザニア、ナイジェリア、ニュージーランド、フィリピン、南アフリカ
海外赴任や海外出張が決まったビジネスパーソンや、インバウンドでいろんな英語に対応されている方には是非使ってほしいアプリだ。
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*1 出典(外務省「海外在留邦人数調査統計」令和5年)